技術力が手から先端機器へと移っても、「心」は変わらない
切削や研削、冷間鍛造。そこには、かつて神技とも呼ベる精度で加工を行う職人たちがいました。それぞれに特殊な技術を持ち、彼らがさまざまな精密加工分野を支えてきたのです。
現在は先端機器の設備によって安定した品質確保と量産体制が整備され、製造の現場は大きく様変わりしました。けれどもそこで変わらずに受け継がれているものがあります。
それはモノづくりに対する”心”。確かに人の技能に頼らない分、”量的な確実さ”はかつてとは比べものにならないぐらい増しました。 しかしそれは、最も大切な”質的な確実さ”があってこそ実現できるものでなければなりません。
マニュアル化された設備ラインだけではない、確かな人の技と、発想、そしてそれを支える職人の心 それが当社のつくりだす製品の"精度”です。
冷間鍛造
目指すはネットシェイプ。精度とコストの融合。
高精度を追求しながら、求められる低コスト製造の要請にお応えするために、当社では以下の技術をご提供いたします。
- ネットシェイプの実現
- 高精度ギアの冷鍛仕上げ
- ドリル加工にかわるヌキ加工
- 特殊材料の冷鍛加工
- 凹凸の差が大きい形状、あるいは厚さ0.65mmの薄肉加工、など。
一般的には冷間鍛造では難しいとされた部品のつくりこみを、現在数多く手掛けています。
当社が実現したこれからの技術によって生まれたもの、それは量産部品製造の低コスト化。鍛造後の切削工程を省くことを可能にするなど、切削レスを実現した当社の冷間鍛造技術は、さまざまな分野で高い評価を受けています。
切削
ミクロンレベルの精密な切削加工をフレキシブルに!
位置精度を制御する技術はもちろん、刃具の摩擦状態の管理なども行いながらミクロン単位の精密な切削が可能です。小ロットと量産のどちらにも対応できます。国産ロケットをはじめ航空機のエンジン・油圧部品、自動車のディーゼル/ガソリン噴射ポンプ部品、ABS部品など、高度な精密加工が不可欠な、さまざまな分野の製品の切削加工が可能です。当社は、新たな技術への挑戦と、どこまでもニーズに応えられる開発姿勢を大切に、加工技術のさらなる進化を図っていきます。
研削
技術の蓄積により高精度な研削加工を実現!
心無し研削盤、円筒研削盤、内面研削盤、平面研削盤などの各種研削で幅広い形状に対応。少量から量産まで、難削材の研削も過去の技術の蓄積により高精度な研削加工を実現しています。
また、室温・湿度管理された恒温測定室で様々な高精度測定機による厳密な検査で、お客様のニーズに応えるための品質管理・品質保証体制を取っています。